【Trados Studio】処理が重いときに確認したい設定5つ
Trados Studioでの分節の確定や保存が重い!そんなときに確認したい設定を5つご紹介します。
よくわからないけど重い場合
1. 自動保存
その名のとおり自動保存機能です。こちらの記事で取り上げています。便利ではあるのですが、ファイルサイズによってはこの処理で作業が数秒間中断されてしまうことがあります。
[ファイル] - [オプション] - [エディタ] - [自動保存] で、[自動保存を有効にする] をオフにします。
セグメントを選択すると重くなる場合
2. 自動化
[ファイル] - [オプション] - [エディタ] - [自動化] で、不要な設定をオフにします。
たとえば、分節の検証を最後にまとめて行うような場合、[手動による分節の確定後] にある [分節の検証の有効化] はオフにできます。
3. 自動検索
自動検索は、セグメントの原文のハイマッチがTMになかった場合に、続けてその原文で訳語検索を行う機能です。
[ファイル] - [オプション] - [エディタ] - [訳語検索ウィンドウ] で、[TM 検索で結果が返されなかった場合に検索を実行] をオフにします。
セグメントに入力すると重くなる場合
4. AutoSuggest
AutoSuggestは、用語集が設定されているプロジェクトで、セグメントの原文に用語集と一致する用語があるときに、先頭の文字を入力するとサジェストを表示してくれる機能です(個人的には少しバギーな印象が。。)
[ファイル] - [オプション] - [AutoSuggest] の [AutoSuggestの有効化] でオンオフを切り替えられます。
セグメントを確定すると重くなる場合
5. 自動反映
自動反映は、ファイル内でセグメントを確定すると、同じ内容のセグメントがあればそれらをまとめて確定してくれる機能です。こちらの記事でも少し触れています。
[ファイル] - [オプション] - [エディタ] - [自動反映] で、[自動反映の有効化] をオフにします。
「2.」の「自動化」の [翻訳メモリ] の設定も確認してみてください。
その他:環境面の確認
ここまではTrados Studioの設定をご紹介しましたが、それでも重いときは、プロジェクトやTMの保存先などの環境面も確認してみてください。NASやファイルサーバ上にあると、保存やTM検索のたびにネットワーク通信が発生するため、重くなります。
それでも重いときは
ファイルのワード数が多かったり構成が複雑だったりするプロジェクト(htmlやdocmでたまにあります)や、TM自体が大きいときは、どうしても処理に時間がかかってしまうようです。ここでご紹介したような工夫をしてみてもいまいち速くならない場合は、諦めて美味しいお茶でも淹れてのんびり向き合いましょう。