Trados Studio の自動保存機能
Trados Studio には定期的にファイルを自動保存してくれる機能があります。普段からこまめに保存するくせをつけていたり、ちゃんと TM に登録しながら翻訳・レビューしていたりすれば、突然何かがフリーズしても大変な事態には陥らないと思いますが、たまたま TM の更新チェックボックスをオンにするのを忘れて翻訳やレビューを進めてしまっていたら、不測の事態のときに困ったことになりかねません。そんなときに非常に助かるのがこの機能です。
メニューバーから [ファイル]-[オプション] の順に選択し、オプションウィンドウで [エディタ] を選択します。画面右下の [自動保存] で、自動保存機能のオン/オフと、保存の頻度を設定できます。
これはデフォルトで有効になっていて、自動保存の間隔は 10 分になっています。デフォルト設定のまま使っていれば、PC がフリーズしてしまっても約 10 分前の状態が保存されているというわけです。
ただ、タイピングがとっても速い人は気にかけておいたほうがいことが 1 つあります。
自動保存が行われるとき、画面に一瞬メッセージが表示されます。ファイルサイズが大きいと、この表示がごくわずかですが長くなります。このタイミングとキー入力が重なると、入力した文字がまれに反映されないことがあるようです。意図しないタイポに悶絶しないために、タイピングが高速な人は、自動保存の頻度を調整したり、最後に訳文にさっと目を通したりすると安心かもしれません。
まさかの時に心強い自動保存機能。
Trados Studio をお持ちでしたら、ヘルプの関連項目にも目を通してみてください。
自動的に保存されないほうがいい場合は、この機能をオフにするのをお忘れなく。