【オススメ書籍のご紹介】プロのための図解ネットワーク機器入門

近所の梅のつぼみが膨らみ始めました。春が近づいているのでしょうか。hiramaです。

今回は毛色を変えて、最近のイチオシ本についてご紹介します。
ネットワーク関連のいわゆる技術本には、次のようなタイプがあるように思います。

No	対象者	内容
1	資格を取得したい人	頻出用語の簡単な解説、出題対策
2	ある製品の利用者	その製品の使い方
3	現場の技術者	トラブルシューティング、コマンド集

翻訳していて調べたい技術用語があった場合、1では浅すぎるし、2、3は実務レベルではあるものの、用語の調査にはあまり役立たないことが多いように感じます。さらに1の場合は、説明の範囲が限られてしまいます。

「プロのための図解ネットワーク機器入門」は、現場の技術者向けに、ネットワークに関する用語の解説や一般的な製品の使い方を説明した本で、ネットワーク分野における全般的な知識を実務レベルで身につけることができます。

プロのための〔図解〕ネットワーク機器入門 スイッチ、ルータからファイアウォールまで徹底解説
	三輪 賢一 技術評論社  2012-11-02 売り上げランキング : 100504 Amazonで詳しく見る by G-Tools

この本では、次の機器や技術について、基本的な内容（※）を説明しています。

• L2スイッチ
• ルータ
• L3スイッチ
• ファイアウォール
• 無線LAN

※「基本的な内容」といっても、技術の背景、製品の種類と主な機能、アーキテクチャ、使用プロトコルおよびその仕様など、そこそこ深いところまで説明しています


ネットワーク機器選定のポイントや、ネットワークの基本の確認もあります。
タイトルには「プロのための」とありますが、基本的な内容から丁寧に説明されているので、そこそこの基礎知識がある人なら読みこんでいけるのではないかと思います。

個人的には、ずっと曖昧なままだったL3スイッチとルータの違いや、一度落ち着いて勉強したかったVLANについて理解することができてとても満足しています。

ネットワーク技術の用語や背景に悩んでいる方に是非読んでみていただきたい一冊です。

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