Trados Studio 2011 の解析 ~クロスファイルの繰り返し~
こどもに漢字を教えていると、自分の漢字の書き順が間違っていることに気が付きます。
書き順アプリがとても便利です。
こんにちは b-kun です。
今回は、Trados Studio 2011 の「クロスファイルの繰り返し」オプションについてご紹介します。
「クロスファイルの繰り返し」は、複数ファイルを一度に解析した際に、同ファイル内での繰り返しと、複数ファイル間での繰り返しを分けて単語数をカウントするオプションです。
(http://www.sdl.com/jp/blog/details/25880/blog-5-20131226/)
このオプションを使うと、複数ファイル間の繰り返しが含まれるファイルを確認することができます。
2007 と 2011 (「クロスファイルの繰り返し」チェック有) の解析結果の違いを見てみてください。
同じファイル (test2.doc と test3.doc には test 1.doc と同じ内容が多く含まれている)、同じ TM で解析しました。
2007 では単に「繰り返し」としてワード数がカウントされていますが、2011 では「繰り返し」と「クロスファイルの繰り返し」を区別できます。
この解析結果を利用して、品質の向上や効率化につなげることができる場合があります。
たとえば、複数の翻訳者へのファイルの割り当てや翻訳の処理の順番などを決める際などに役立ちます。
さらに、どの翻訳ファイルが「クロスファイルの繰り返し」の元のファイルなのかがわかればいいのですが・・・