X倍遅い

X倍遅い

先日、Gigazineさんなどさまざまなメディアで、"iPhone 7の32GBモデルは他のモデルより8倍も書き込み速度が遅い"と報じられました。

「8倍遅い」というこの表現は、たぶん英語に由来するものです。Gigazineの記事でソースとして挙げられているMacRumorsの記事のタイトル、"Tests Show 32GB iPhone 7 Models Have 8X Slower Data Write Speeds Than Other Capacities"の8X Slowerの部分ですね。

英語ではこのように、ネガティブな表現であっても、X倍、という言い方をします。日本語ではどうでしょうか。8倍(の)時間がかかる、スピードが8分の1である、という言い方をするのが一般的でしょう。しかし、英語で8X Slowerと書いてあると、8倍遅いと言ってみたくなりますので、そういった積み重ねによってか、英語のソースを元に文を書くことが多いIT業界ではわりとよく見かける言い回しとなっています。遅いだけでなく、少ないでも小さいでも、なんでも出てきます。

個人的には違和感があるので、翻訳する際にはいちいち言い換えています。みなさんはどう思われますでしょうか。

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