間違いやすい日本語
・愛想をふりまく
・合いの手を打つ
・悪どいやりかた
・案の上、間違えましたね
・今こそ分かれ目
・芋蔓式に全国に広がる
・汚名を晴らす
・喝采を叫ぶ
・父の気嫌をうかがう
・苦渋をなめる
・番組を降番する
・朝から晩まで働きずくめ
・まんまと失敗した
『日本語の正しい表記と用語の辞典 第三版』の「間違いやすい言葉・慣用句・表現」から、「適切でない用例」として掲載されているものをいくつか抜粋してきました。それぞれどこが適切でないのでしょうか。一目見て分かるもの、一瞬だまされそうになるもの、間違いだとは分かるけどその理由や正しい表現をうまく説明できないもの、どこがおかしいのか分からないものなど、いろいろあるかもしれません。
翻訳業界の方々は言葉には人一倍敏感だと思いますが、とは言え、使い方や意味を間違って覚えている言葉がないとはなかなか断言できません(≒悪魔の証明)。間違って覚えてしまっている言葉は、人から指摘されたり、『間違いやすい日本語』のような本で発見したりするまで気付かないことも十分考えられますので、時間を見つけて、まとめて調べるなり整理するなりしておくとよいのではないでしょうか。
「間違う」と「間違える」にも微妙な違いがあって、国語辞典によっては循環参照になっていたり違いが分かりづらかったりしますが、ここでは「間違う」を使用しました。