なぜか気になる「よね」
だんだん朝晩が寒くなってきました。
朝は時報代わりにテレビをつけているのですが、とある情報番組がついていると、アナウンサーやレポーターの話にときどき「ん?」と感じることがあります。何が気になるんだろうと思ったら最後の「よ」と「ね」でした。
(アナウンサーがカメラ目線で)
「お料理、おいしそうでしたよね」
「???」
気になる終助詞「よ」と「ね」には、次のような働きがあります。
「よ」は、基本的には、相手の知らないことに注意を向けさせる働きをする。したがって、場合によって、単なる知らせ、注意、警告、等のさまざまな意味をもたらす。
「ね」は、基本的には、相手も当該の知識を持っていると想定される場合に用いられる。自分の知識と相手の知識が一致していると想定し、これを相手に確認するときは同意要求になり、自分の知識が不確かな時は確認になる。
― 『基礎日本語文法 改訂版』益岡隆志・田窪行則 著
自分も「そうだ」と思っていれば多分気にならないんでしょうが、たいして見てなかった中継の中身についてやたらと同意や確認を求められてる気がして「ん?」と思ってしまうようです。
親しくない人との会話でよねよね言いすぎないように気を付けようと思いました。