JBがやばい話

JBがやばい話

先日、と言ってももう1ヶ月くらい前ですがジェイムス・ブラウンの映画を見てきました。見たこともすっかり忘れていたのですが、Oxford Dictionariesのサイトでたまたま『James Brown in the OED』なる記事を見つけました。同じ映画からのインスピレーションによる記事のようで、OEDに登場するJBについての話です。

取り上げられている単語の1つにbadがあります。スラングとしてvery good、extremely impressiveなどの意味で使われるそうです。ネガティブな意味の言葉がポジティブな意味で使われるようになったものですが、似たような例で、日本語に「やばい」という言葉があります。

「やばい」話についてのサイトをいくつか挙げておきます。
日本語、どうでしょう? 「やばい」の新しい意味
日本語形容詞「やばい」の意味拡張と強調詞化に関する一考察
「日本人の若者の『やばい』言葉遣い」

「bad」や「やばい」のように意味が逆転した言葉は他にもあるか、一般的な現象なのか、などと思って調べていたら、こちらの記事で分かりやすく説明されていました。2ページ目以降は読むのに会員登録が必要ですが、登録だけなら無料なのでぜひ読んでみることをおすすめします。

意味の逆転が発生する一因として、「人が反語的な表現を好む」ことが挙げられるとのこと。考えてみるとこのようなことは日常生活でもよく遭遇します。会社で、「伊藤くん、この前の翻訳すごく良かったよ」と笑顔で言われれば嬉しくなりますが、同じセリフを、氷のような目つき、抑揚のない話し方で言われたら次の日から出社拒否してしまうかもしれません。

それにしても若い頃のJBのキレはやばいですね。

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