2015年の自動翻訳トレンド

2015年の自動翻訳トレンド

2020年の東京オリンピックに向けて、スマートフォンなどを使用した自動翻訳の技術向上への期待は高まるばかりです。今回は、相次いで発表された自動翻訳に関するサービスを紹介します。

Google TranslateのWord Lens 機能 (Google Translate Blog より)




Google Translate アプリのリアルタイム翻訳

Googleは、Google Translateのアプリに"Word Lens"機能を追加しました。
これは、スマートフォンのカメラごしに文字を認識して、その訳をリアルタイムで画像処理しながら表示するというものです。
現時点では日本語には対応していませんが、もはやSF映画のような技術に驚きです。

ちなみに、私も試してみました。まったくわからないドイツ語の看板にカメラを向けると...
上記のデモ動画のように、ドイツ語の看板がパッと英語の看板に変換されました!これなら、ドイツに行っても看板を頼りに観光できそうな気がします。


Skypeの同時通訳機能

Skypeは、2014年12月にSkype Translatorのプレビュー版をリリースしました。
これは、音声認識機能を使用してリアルタイムで通訳を行ってくれるものです。
現時点での対応言語は英語とスペイン語のみです。
実際に使用している様子は、次の動画を参照してください。スペイン語と英語で、スムーズにコミュニケーションをとっているのがわかります。


翻訳の切れ目、処理速度、固有名詞の認識などにまだ改善の余地はあるようですが、十分に実用に耐えられるようです。


Twitterの自動翻訳機能

Twitterは、40カ国以上の言語のツイートを自動翻訳して表示する機能を実装しました。
これによって世界中の人々のつぶやきを、すぐに翻訳して読むことができます。


いずれのサービスも、まだまだ人力による翻訳には及びませんが、数十年前には夢物語だった技術です。自動翻訳の技術は確実に進歩しています。
近い将来、スマートフォン1台さえあれば、世界中どこにいっても言葉には困らない!という時代が来ることを楽しみにしています。

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