horology

horology

hourにlogyがくっついた、時間の学問(測時学)、という意味ですが、時間といえば機械の時計を使って計るもので、機械の時計を作るのは大変だ、というのがつい最近までの風潮でしたので、時計学、時計制作術のような意味でも使われるようです。
最近まで見たことのない単語でしたが、Apple Watchの発表以降、腕時計業界やファッション業界からの反応はこのようなものでした、というような記事を見ているとよく出てきました。

たとえば、"A Watch Guy's Thoughts On The Apple Watch After Seeing It In The Metal"という記事がよく紹介されていましたが、その中には、

"The Apple Watch, in its own way, really pays great homage to traditional watchmaking and the environment in which horology was developed."

という文がありました。1 つの文の中にwatchmakingとhorologyがありますね。watchmakingは字面からも明らかなように時計の製造そのものを指していますが、それと並べて使われると、horologyは、logyという語尾はありますが、いわゆる最先端科学ではありませんので、より人間的でセンチメンタルな意味合いを連想させるようなところもあるのかな、と思いました。考えすぎでしょうか。

iPhoneは多くの業界に影響や打撃を与えたといわれていますが、Apple Watchが真っ先に影響を与えるであろう腕時計業界(すでにスマートフォンの影響を受けているといわれていますが)については、来年以降さらにさまざまな考察がなされると思います。そのときにきっと見かけるであろう単語の1つをご紹介しました。

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