twofie、usie とは? タクる、ディスるとは?

twofie、usie とは? タクる、ディスるとは?


urbandictionary を眺めていたら、最近追加された単語に shoefie がありました。
selfie からの派生語で、主に SNS などアップするための靴の写真だそうです。

「shoefie」で画像検索すると確かにたくさん出てきます。靴以外にもいくらでも新語が作れてしまいそうだと思ったら、セルフィーチルドレンは既に多数作られているようで、SNS のハッシュタグとして使われることが多いそうです。

2人で写っている写真は twofie、3人の場合は threefie、4人だと fourfie。やろうと思えばどこまででもいけますが、大勢で写っているものは us からの派生で usie (ussie とも) が使われているようです。

さらに、犬の写真は dogfie、本棚は shelfie、その他にも helfie、belfie、drelfie など、アイディア勝負の様相を呈しています。


一方日本では、先日、文化庁が平成25年度の「国語に関する世論調査」の結果を公表しました。興味深い項目ばかりですが、その中から『6 「~る」「~する」形の動詞について』を少し見てみます。

「使うことがある」という回答が 80% を超えているのは「サボる」と「チンする」で、10% 未満は「タクる」と「ディスる」となっています。
「サボる」が使われるようになったのは大正時代だそうで、一方「チンする」は電子レンジが普及してからなのでおそらくここ 2~30 年。
「タクる」は東京オリンピックの時代に使われていたという話もあるらしく、一方「ディスる」はここ数年で使われ始めた言葉でしょう。

こう見ると、長い間生き延びてきたものが必ずしも定着するという訳でもないようです。どのような言葉が使われるようになるのか、どのような言葉がすぐに消えるのか、その要因を考えてみると面白そうです。

自分で使う・使わないは別として、言葉の移り変わりには敏感でいるように心掛けようと改めて思いました。

なお、少し加工してありますが冒頭の画像は私の mugfie です。

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