動物を使った表現を 2 つ
梅雨です。前々から不思議に思っているのですが、九州出身の私には関東の梅雨の雨量はとても少なく感じられます。毎年「えっ、もう梅雨終わりなの?雨これだけ?」と思いながら夏を迎えます。毎日これでもかとザーザー降る雨も、それなりに風流でした。今年は傘を新調したい fukazawa です。
シーブレインで翻訳している IT 関連の文書で、比喩表現を見かけることはそう多くはありません。そんな中で見かけた、動物を使った表現をご紹介します。
【800-pound gorilla】
〈米俗〉〔特定の分野・市場などを独占・寡占・支配している〕巨大な存在、巨人、絶大な[ただならぬ]力、巨大[ガリバー]企業、大きな影響力を持つ人、有力者、支配者
小学館『ランダムハウス英和大辞典(第2版)』より
突然ゴリラが出てきてびっくりしました。
数字は、800 のほかに 600 や 900 が使われることもあるようです。とにかく大きいということですね。
IT 企業で『800-pound gorilla』と言えば、あの企業とかその企業とか・・・たくさん思い浮かびます。
【the elephant in the room】
a problem or question that everyone knows about but does not mention because it is easier not to discuss it
『Oxford Advanced Learner's Dictionary, Eighth Edition』より
みんな分かっているけどあえて触れない問題。なんとなく恐ろしいです。
ゴリラと象、どちらも手ごわそうですね。
動物ではないですが、見かけたことのある表現をもう 1 つ。
【find a needle in a haystack】
干し草の山の中の針を見つける、見つかる望みのないものを見つける
望みのない捜しものをする, むだ骨を折る
研究社『新英和大辞典 第6版』より
考えただけで気が遠くなります。
たまにこういう表現を見かけるのも、英文を読む楽しみの一つです。
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