機械翻訳のノイズの中にも何かを見つける
Google翻訳などのWeb上の機械翻訳が普及してきて、機械翻訳で生成されたオモシロ日本語が笑い話のタネになることがあります。まとめサイトなどでもよく取り上げられているようです。
ただ、最近では機械翻訳で多言語化対応しているサイトもたくさんあり、機械翻訳の日本語を目にする機会も増えてきたので、オモシロ日本語を目にしても、見る側もあまり過剰に反応しないようになってきたように思います。
ですので、
こんなレストランがあっても、何となく元の名前が想像できるし、
と横柄に言われても素直にここからダウンロードするでしょうし、
このようなスケジュール表も、マー君の結婚式までの予定ではなく、宿泊施設の3月の空き状況だということも少し考えれば分かります。
時には、
「えっ、ホント?」と原文のページを確認したりすることもありますが、「まあこうなるのも分からなくはない」という範囲内のことが多いと思います。
そんな中、まれに、あまりに唐突すぎて原文がまったく想像できない場合もあります。
そんな時は、自分の知らない何か新しい知識を得るチャンスかもしれません。
最初にこれを見たときは一瞬いろいろな想像が頭をよぎりましたが、落ち着いて原因を追っていくと正解はこちらでした。
これはインドで使われている英語だそうです。
ランダムハウス英和大辞典にはこの訳が載っていましたが、中辞典クラスの英和辞典だと載ってないものもあるようです(すべて確認した訳ではありませんが手元にあった2~3冊にはありませんでした)。
こうなると、「このサイトで使用している自動翻訳ツール(の設定)ではマリ共和国よりも植木職人の方が優先順位が高いのか」とか「でもマリの人は日本語で見ない可能性が高いから問題ないのかも」などと、言葉以外の面でもいろいろと疑問が湧いてきます。
尚、探してみるとWeb上には植木職人になってしまったマリ共和国がそこそこあるようです。