SDL Trados Studio 2011 - Export Analysis Reports プラグイン

SDL Trados Studio 2011 - Export Analysis Reports プラグイン

「県」って単純に英語では「Prefecture」。フランス語でも同じ「Préfecture」なのですが、「Kanagawa préfecture」とは言わないようです。以前、英語を習っていたときにも同じ話題があったので、なんとなく「Prefecture」は使わないという意識はありましたが、フランス語の先生も同じ反応だったので、使わないほうがいいのかもしれません。ちなみにフランス語では「Région」「Département」でした。

翻訳作業を進める上でも作業管理においても解析結果は必要なものです。Trados 2007 では、テキスト形式と .csv 形式で出力されたため、手を加えることも容易で、作業の進め方に合わせてファイルごとにワード数をまとめたり、内容によってどれくらいのワード数かみたりすることができたのですが、Studio ではレポート形式で出力されるようになり、内容を簡単に変更することができなくなりました。Trados 2007 の解析結果のように簡単にセルを移動したり、マージしたり、手を加えたりしたい!! ということで無料のプラグイン「Export Analysis Reports」の使い方です。

使い方は簡単です。プラグインを立ち上げると Studio 上のプロジェクトが表示されます。ファイルを保存する場所と言語を選択し、「Copy to CSV files」ボタンをクリックすると .csv 形式の解析結果が出力されます。

とても簡単なのですが、Studio 上にプロジェクトがないと、プラグインを立ち上げても「Select project」にプロジェクトは読み込まれません。私の場合、プロジェクトを作り、見積りや翻訳手配が終わったらすぐに Studio からプロジェクトを削除してしまうので、プラグインを立ち上げても全然プロジェクトが存在せず、どうやって「Select project」にプロジェクトを読み込むのか随分悩みました。いつトライしてもプロジェクトが来ない...。
Studio 上で最後に解析処理し保存されたプロジェクトをプラグインが自動的に読み込むってことでした。

プラグインを立ち上げたあとにプロジェクトが表示されないときは、Studio にプロジェクトがあるのか確認し、あっても読み込まれないときは一度 Studio を終了して、立ち上げなおしてから、プラグインを開くと表示されます。
最後に、このプラグインで出力した解析結果に、「コンテキスト一致」と「クロスファイルの繰り返し」は出力されません。必要な場合は、ちょっと入力が必要かもしれません。

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