2013年のキーワードを振り返る

2013年のキーワードを振り返る

あっという間に12月も中旬になってしまいました。Time flies。Tempus fugit。

流行語大賞や今年の漢字が発表されましたが、この時期は他にもいろいろな「今年のXXX」が発表されているのでいくつか調べてみました。


Oxford Dictionaries: Word of the Year 2013
日本のニュースでも取り上げられていたのでご覧になった方も多いかもしれませんが、今年の単語は「自分撮り」を表す「selfie」。つい最近もオバマ大統領の selfie が話題になりました。

「selfie」で画像検索すると、水も滴りそうな写真がたくさん出てくるので会社のパソコンではあまり見ないほうがいいかもしれません。

少し調べてみたら 20 世紀前半の selfie というのが出てきました。
さすがにその時代のカメラではレンズを自分に向けて撮るというのは難しかったでしょうから、鏡に映った自分を撮るという形です。

日本にも明治時代ぐらいの昔の selfie があるのではと思って探してみましたが見つけられませんでした。

selfie 以外の候補となったのは以下の単語だそうです(アルファベット順)。
bedroom tax
binge-watch
bitcoin
olinguito
schmeat
showrooming
twerk

Oxford Dictionaries と似たような企画ですが出てくる単語の毛色がまったく違っています。
1. science
2. cognitive
3. rapport
4. communication
5. niche
6. ethic
7. paradox
8. visceral
9. integrity
10. metaphor

Oxford と Merriam-Webster それぞれのサイトの説明を読むと、
前者はその年に注目されたいくつかの候補の単語から、いろいろな点を考慮して話し合いで決める、後者は前年に比べて検索回数が上昇した単語のランキング、になっているようです。

また、Merriam-Webster には 2013: The Year in Words というのもありました。
こちらは検索ランキングではなく、その時々で話題になったキーワードが時系列で挙げられています。こちらのほうが見ていて一年を振り返っている感じがするかもしれません。

10 tech terms everyone needs to know for 2014
こちらは来年の IT 業界のキーワードといったところでしょうか。
1. Cyber-physical Systems (CPS)
2. Cloud Storage 
3. Industrial Internet
4. 3G / 4G / 5G
5. Advanced Manufacturing
6. Big Data
7. Cybersecurity 
8. Augmented Reality
9. Agile Development Methods
10. Massive Open Online Course

翻訳対象ドキュメントでも登場回数が増えてくるものがあるかもしれません。

最後に、言葉に敏感でなくてはならない職業の人間として、こちらも確認しておきましょう。
聞いたことがあるのは「KS」だけでした。
しかしギャル語と侮るなかれ。ギャル語出身と言われる「イケメン」という言葉も今では広辞苑に載るまでに出世しています。日本人は昔から言葉遊びを通じて新しい言葉を作ったりしてきたので、この中にも生き残るものがあるかもしれません。

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