a と the の悶々

a と the の悶々

英語の文章を書いていると、a と the の使い分けに悩まされます。
以前社内で半年間英作文のレッスンを受けていた時も、ほぼ毎回 a と the の使い分けを指摘されたことを思い出しました。
 
先週学習した冠詞の項目では、the は 「存在が確定」 しているものに使い 、a は 「存在が不確定」 なものに使うとありました。
うーん。そうなのかな?
素直に納得できないのですが、これを頭に置きつつ、いろいろ考えて英文を書いてみようと思います。
 
さて、そんな説明の中に、不定冠詞の 「条件的ニュアンス」 というものがありました。 a で条件を示すことがあるということは、これまでなんとなく理解していましたが、今回は確実に脳ミソにインプットすることができました。
 
a だけで、if ~ と同じ意味合いがあるのです! A configuration error may abend the system.
 
この文の場合、 「構成の誤りによってシステムが異常終了します。」 と訳すより、 「構成に誤りが(1 つでも)あると、システムが異常終了します。」 としたほうが原文の意図が明確に伝わります。 a には「1 つ」 という数詞の役割もあるので(1 つでも)を付けたほうが、より正確でしょうか。
 
不確定な存在を意味する a だから、このように条件的な意味で使うことができるようです。
覚えておくと便利ですね。

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