PayPal MafiaとEx-Googler

PayPal MafiaとEx-Googler

IT 業界では相変わらず人の動きが激しく、特に海外では、有名企業の部長、役員レベルの人の転退職がニュースになることがあります。
最近では、企業の公式発表に加えて、本人のツイートや、Facebook、LinkedInのプロフィールの更新状態まで紹介されるようになり、いい時代なのか悪い時代なのか考えさせられます。

PayPalの創業者や初期の従業員からなる少人数のグループを「PayPal Mafia」と呼びます。
(「mafia」という単語は、比喩的に、結束力の高い、あるいは影響力のある集団を指して使われることがあります)

PayPalの成功を通じて経験や資金を獲得したPayPal Mafiaのみなさんは、その後、創業者、投資家、役員などとしてあちこちで活躍しています。
Wikipediaのページを見ると、YouTube、Facebook、LinkedIn、Tesla Motors、SpaceX、Yammer、Yelp、Squareなど、有名どころが並んでいます。
しかし、一時期に比べると、ニュースを読んでいて、またPayPalの人か、と思うことは少なくなってきたような気がします。

最近では、Googleを退職した人が別の企業で重要な役割につくことが多いようで、元Google従業員を指す「Ex-Googler」という言葉をたまに見かけるようになりました。

Googleに勤務している人がGooglerで、退職すると「前の」という意味のExがつきます。フォーマルではない表現ですが、あからさまに人工的な感じがして、面白い言葉ですね。

Marissa MayerさんがYahoo! のCEOになって世間を驚かせたのは記憶に新しいところですが、さて、Googleはこの先、マッキンゼーやゴールドマン・サックスのような、「元○○」界の大物になるのでしょうか。

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