オリンピック トリビア

オリンピック トリビア

オリンピックが始まってから平均睡眠時間約 3 時間 の ito です。

せっかくなので、オリンピック周辺のことを調べてみました。

「オリンピックは、勝つことではなく参加することに意義がある。」
"The important thing in the Olympic Games is not winning but taking part."

近代オリンピックの創立者、ピエール・ド・クーベルタン男爵の言葉として有名ですが、
オリジナルは別の人の言葉のようです。

1908年のロンドンオリンピックの際、アメリカとイギリスの関係は険悪で、両国民の感情のもつれは収集がつかないほどになっていた。
そんな中、アメリカチームに随行していた大司教エチュルバート・タルボット (Ethelbert Talbot) さんがミサのときのお説教で、「勝つことよりも参加することのほうが大事っしょ!」という内容の話をしたそうです。

これを知ったクーベルタン男爵が inspire a generation されて、以後この言葉を引用するようになったということです。

タルボット大司教の元々の言い回しは以下のようだったそうです。
"The Games themselves are better than the race and the prize."

ちなみに、この1908年のロンドン大会では、競技として綱引き (Tug of war) が実施されていました。


運動会の父兄の綱引きみたいで、何となく微笑ましいですね。

「第30回近代オリンピアードを祝し、ここにロンドン大会の開会を宣言します」
"I declare open the Games of London celebrating the 30th Olympiad of the modern era."

開会式では、エリザベス女王が開会宣言を行いました。
IOC 会長のあいさつなどに比べて、すいぶんあっさりした開会宣言だなあと思っていたら、開会宣言の内容はオリンピック憲章 (Olympic Charter) で決められているということです。
(London と 30th の部分だけが毎回変わる)

オリンピック憲章に軽く目を通してみましたが、いろいろ細かい規定なども載っていて、なかなか興味深いものでした。
たとえば、オリンピック旗は、「目立つ場所に立てた旗竿に、他のどの旗よりも大きなサイズで」 掲げなければならないそうです。

以下のサイトに英和対訳があるので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
http://www.joc.or.jp/olympism/charter/

ロンドンオリンピックも残すところ後 4 日。
もう少しだけ寝不足の日々が続きそうです。

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