修飾語
こんにちは、zaki-niです。今年はオーロラの当たり年だそうです。カナダのイエローナイフでは夏でも見ることができるということなので、いつか生のオーロラを見に行きたいと思います。
さて、次の文をどのように訳しますか?
Which clusters are healthy and have capacity available?
次のような訳文は、いかがでしょう?
「健全で利用可能なキャパシティのあるクラスタはどれか」
レビューをしているとこのような訳文にたくさん出会います。
わからなくもないのですが、これでは誤解を招きかねません。
原文では、healthyという単語はclusterにかかるのですが、この訳だと「健全で」という言葉が「キャパシティ」にかかるように感じられます。
翻訳者さんは、英語に慣れていて先頭から読んで訳すため、このようになってしまうのも分かります。しかし、形容詞がどの言葉にかかるのかを考えて、日本語に置き換える必要があります。
「利用可能なキャパシティのある健全なクラスタはどれか」
としたほうが、より正確です。
この例文では、available→利用可能な、healthy→健全な、と訳語が指定されているので、訳語については突っ込まないでくださいね。
ちなみに「健全な、利用可能なキャパシティのあるクラスタはどれか」とするのもあまりよくありません。テクニカルライティングでは、修飾語は長いものから順に並べるというルールがあります。
「健全な」より「利用可能なキャパシティのある」のほうが文字数がながいので、「利用可能なキャパシティのある」を最初に、「健全な」を次に並べます。
細かいことですが、とても大切です。
さて、次の文をどのように訳しますか?
Which clusters are healthy and have capacity available?
次のような訳文は、いかがでしょう?
「健全で利用可能なキャパシティのあるクラスタはどれか」
レビューをしているとこのような訳文にたくさん出会います。
わからなくもないのですが、これでは誤解を招きかねません。
原文では、healthyという単語はclusterにかかるのですが、この訳だと「健全で」という言葉が「キャパシティ」にかかるように感じられます。
翻訳者さんは、英語に慣れていて先頭から読んで訳すため、このようになってしまうのも分かります。しかし、形容詞がどの言葉にかかるのかを考えて、日本語に置き換える必要があります。
「利用可能なキャパシティのある健全なクラスタはどれか」
としたほうが、より正確です。
この例文では、available→利用可能な、healthy→健全な、と訳語が指定されているので、訳語については突っ込まないでくださいね。
ちなみに「健全な、利用可能なキャパシティのあるクラスタはどれか」とするのもあまりよくありません。テクニカルライティングでは、修飾語は長いものから順に並べるというルールがあります。
「健全な」より「利用可能なキャパシティのある」のほうが文字数がながいので、「利用可能なキャパシティのある」を最初に、「健全な」を次に並べます。
細かいことですが、とても大切です。