重ね言葉

重ね言葉

みなさまこんにちは。zaki-niです。自宅のベランダで10日前にまいた二十日大根がすくすく育っています。前回は、大根の丸い部分がほとんどできずに葉っぱだけを食べていたのですが、今回は丸い部分が成長するといいなと思っています。

さて、「重ね言葉」ってご存知ですか?これは、似た意味の言葉を繰り返すことを指します。

たとえば、「頭痛が痛い」。
あ~、そのことか!とみなさんピンときたと思います。
「頭が痛い」は日本語として正しいけれど、「頭痛が痛い」は正しくありません。意味は十分に伝わるし、会話では頻繁に使ってしまいますが、「重ね言葉」は、技術文書ではNGです。

技術文書を翻訳している人なら、そんなことは十分に分かっていると思いますが、レビューしているとさまざまな重ね言葉に頻繁に出会います。先週1週間で出会った重ね言葉の一部を、次に挙げてみます。

・質問を尋ねる → 質問する
・各地域ごとに → 各地域で、地域ごとに
・目的のために → 目的で、~のために
・まず第一に → まず、第一に
・1年間の間に → 1年間で

分かってはいるんだけど、ついやってしまいますよね。
「重ねがさね」気をつけませう。

IT翻訳者のみなさまは、テクニカルライティングについて、一度学習しておくことをお勧めします!
テクニカルコミュニケーター協会で出版されている本もお勧めですが、『IT時代の実務日本語スタイルブック』という本が最近出版されましたので、興味がある方はそちらもご覧ください(知り合いの知り合いが執筆したそうですので、この場を借りてちゃっかり宣伝させていただきます)。

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