翻訳後とレビュー後の ttx ファイルを見やすく比較する方法

翻訳後とレビュー後の ttx ファイルを見やすく比較する方法

kadomatsu です。毎日寒いですね。実家においてあるコタツが懐かしいです。

翻訳者であれば、自分の翻訳がどう修正されたかって結構気になりますよね。翻訳会社であっても、クライアントがどう修正したかを把握するのは、とても重要です。
今回は、翻訳後の ttx ファイルとレビュー後の ttx ファイル(両方バイリンガルファイル)を見やすく比較する方法について説明します。手順としては、SDLX を使用して翻訳後とレビュー後の ttx ファイルを itd ファイルに変換し、比較結果をブラウザで表示します。

1. 最初に SDLX を立ち上げます(ここでは Trados 2007 を使用しています)。



2. [Exchange] をクリックし、[Add...] - [Add folder] をクリックして、翻訳後の ttx ファイルとレビュー後の ttx ファイルを追加し、[OK] をクリックします。



3. [Processing mode] を [Convert TagEditor to SDLX] にして、[OK] をクリックします。



4. これで、itd ファイルが 2 つ作成されます。次に、SDLX から [Compare] を選択し、次の画面を開きます。



5. [File] - [Compare documents] を選択して、先ほど変換した翻訳後の itd ファイルとレビュー後の itd ファイルを選択します。ここでは、翻訳後のファイルを [Left side to compare] に、レビュー後のファイルを [Right side to compare] に設定しています。



6. [OK] をクリックすると、ブラウザで比較結果を確認できます。左側に翻訳後のファイルの原文と訳文、右側にレビュー後のファイルの原文と訳文が表示され、変更のあった箇所が色付けされます。



これなら、どこがどう修正されたかすぐに分かります。
同じミスを繰り返さないことが大事です!

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