クラウドソーシングによる翻訳サービスについて
最近よく耳にするクラウドソーシングでは、翻訳にも対応しているサービスも数多くあります。今回は、クラウドソーシングによる翻訳サービスの注意点について考えてみました。
- 翻訳者のレベルがまちまち
クラウドソーシングに登録している翻訳者には、経験豊富な翻訳者もいれば、経験が浅い翻訳者もいます。そのため、依頼するたびに品質がバラバラになってしまうことも考えられます。必要に応じてトライアルを実施するとよいでしょう。
- サービス自体が安価な分、翻訳者への報酬も安価
クラウドソーシングは基本的には安いコストで利用できます。つまり、翻訳者の報酬も安価ということになります。これは、翻訳者のモチベーションダウンに繋がりかねません。モチベーションが低い翻訳者による翻訳はリスクが高くなる可能性が十分にあります
- 短納期のプロジェクトにも対応
クラウドソーシングは気軽に利用できるため、短納期のプロジェクトも多く見受けられます。しかし、翻訳者にとっては時間との勝負になりミスに繋がりやすくなります。そのデメリットを把握した上で使用することを心がけましょう。
- 複数の翻訳者に分割して依頼すると、用語や文体のバラつきが発生する
クラウドソーシングという性質上、翻訳者間で連携することが難しいため、結果として用語や文体がバラバラになってしまい、受領後に社内で統一する必要が発生します。
- 翻訳専門のレビュアーがいない
レビューが不十分だと、翻訳者のミスに気付かないまま納品されてしまうこともありえます。
- まとめ
クラウドソーシングは非常に低コストで、気軽に利用できます。その反面、品質に関しては保証されていないため、受領後に社内でチェックしたりリライトしたりする必要が生じる場合があります。メリットとデメリットをきちんと理解した上で活用すれば、便利なサービスでしょう。