類語辞典、使ってますか?
和訳をしていて、しっくりくる表現がなくて悩むことはありませんか?
そんなときは、類語辞典を使用しましょう。例えば、次のように翻訳したとします。
Xテクノロジーを取り入れた「ツールA」を使うと、データをすんなり戻すことができます。
「取り入れる」を類語辞典で調べると...
「導入」なんてどうでしょうか。
「使う」も口語っぽいですね。こちらは「使用」にします。
同様に、「すんなり」→「容易に」、「戻す」→「復元」としましょう。
Xテクノロジーを導入した「ツールA」を使用すると、データを容易に復元できます。
こんな感じで、しっくりくる訳文に仕上がりました。表現に悩んだ時は、類語辞典を試してみてください。
通訳翻訳ジャーナル 2016年4月号には、『"辞書"で仕事に差がつく! 辞書力を鍛えよう』という特集も組まれています。
翻訳と辞書は切っても切れない関係ですね。私も辞書力を鍛えていきたいと思います。