タイポを防止する4つの方法(IME設定を中心に)

タイポを防止する4つの方法(IME設定を中心に)


画像はカモの親子です‥オランダの。旅先でもやることは変わらないhiramaです。

さて、タイポ、いわゆるタイプミス。憎いですねー。翻訳者など、入力作業が中心の仕事をしている方にとっては、身近な問題なのではないかと思います。

今回は、タイポはするのも見るのも大嫌いな私がタイポ防止のために工夫していることをまとめてみました。IME設定の話が中心です。普通なことばかりですが、何かのお役に立てれば幸いです。

私はGoogle日本語入力を使用しています。このIMEは、細かく設定しなくてもそこそこ思いどおりに動いてくれるし、たまに知らない用語がサジェストに出てきて(「ひらま」と打とうとして「ヒラアシキバチ」が表示されるなど)なんだか和むので好きです。

1. サジェスト機能の活用
入力履歴や内部辞書を元に表示されるサジェストを活用して、比較的長い単語を少ない労力でミスなく入力することができます。たとえば私の現在の環境だと、「インフラストラクチャ」は「いんh」、「アドミニストレータ」は「あど」を入力するだけで候補に表示されるためとても楽です。

欠点としては、うっかりタイポを確定してしまうと、その後しばらくサジェストに表示され続けることでしょうか。

2. 辞書機能の活用

自分のメールアドレス、ファイル共有スペースのURL、VBAでの改行コードなどの「たまにしか使わないけど間違えると面倒な定型句」は、辞書に登録しています。

また、翻訳やレビュー時に文字列を目立たせる目的で▼このように囲む場合があるのですが▲、どちらの三角が開始でどちらが終わりなのかがしょっちゅうわからなくなるので「かいし」=▼、「おわり」=▲で登録してしまいました。

3. 設定の見直し
通常、デフォルトで、かな入力モードでのスペース=全角スペース、英数入力モードでのスペース=半角スペースが表示されるようになっていますが、IT業界で採用されているスタイルでは多くの場合、全角スペースは使用しません。また、弊社で主に使用しているTrados Studioのエディタ画面では、全半角のスペースを見分けることはほとんど不可能です。使わない情報が出てきて、しかも見つけにくい=判断&切り分けのための労力と時間の無駄‥ということで、スペースは半角しか入力しないよう設定してあります(厳密にはタイポではなくスタイル違反防止ですね)。同様の設定項目はWindowsのデフォルトのIMEにもあったかと思います。

余談ですが、弊社のトライアルに応募していただいた方から届いたファイルを開くと全半角スペースが混在していることが意外と多くあります。ちょっとした設定で撲滅できるのに、もったいないです。

4. 目を鍛える

最後は根性論です。結局はこれに尽きる気もします。ひたすら文字を追い続けることで、だんだん変なものを見つけやすくなっていきます。

一昔前に物議を醸したIMEがありましたが、新しいIMEを導入したら必ずセキュリティ設定を見直すようにしましょう。

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