助動詞 (can / must / should / may) の訳

助動詞 (can / must / should / may) の訳

今年の横浜市の成人式は、横浜アリーナで午前と午後の 2 回行われました。以前の 3 回から 2 回になったものの、全国最大規模だそうです。雪が降らなくてよかったです。

さて、翻訳をしているとたくさん目にすることがある助動詞。同じ助動詞を使った文が続いていると、文末が全部同じになって居心地の悪さを感じることもよくあります。いずれも中学レベルの単語なので目にしたとたんに脊髄反射で決まった訳をあてていると、実はそういうニュアンスじゃない・・・ということもあります。今日は良く使われる意味についておさらいしておきましょう。

【can】
可能: ~できる
可能性: ~の可能性がある、~の場合がある
許可: ~してもよい、~してかまわない (★)
   例: You can ignore this warning.  → この警告は無視してかまいません。

【must】
義務・必要: ~する必要がある
軽い義務・必要: ~する、~してください (★)
   例: Then, you must click this button. → 次に、このボタンをクリックしてください。

【should】
義務: ~するべきである
推奨: ~するとよい (★)
  例: You should suggest this software. → このソフトウェアを提案するとよいでしょう。
推量: ~するはずである

【may】
推量・可能性: ~することがある
許可: ~してもよい、~してかまわない

レビューをしていて、見落とされていることが多いと感じた意味に★マークを付けました。must がすべて「~する必要がある」と訳されていたり、can の 「許可」 の意味が出ていなかったりすると、訳文を通して読んだ時にしっくりこないことがあります。「must」が入っていたらすべて「しなければならない」わけではないので、前後の流れも踏まえて、最適な表現を使えると良いですね。

これらの単語には、ここで取り上げた以外にも多くの意味があります。また、このほかに need や would などの助動詞もありますので、気になったときに辞書や文法書を開いてしっかり目を通すことをお勧めします。

今年も1年間よろしくお願いします!

----------お知らせ----------

株式会社シーブレインでは、フリーランス翻訳者を募集しています
我こそは!と思ったかたは、リンク先のページに記載されている説明をお読みいただき、要項に従ってご応募ください。

みなさまからのチャレンジをお待ちしております!

この記事を読んだ人にオススメ