PDFのチェックに役立つフリーソフト
遅れましたが明けましておめでとうございます。 今年も、つぼログをよろしくお願いします。
寒い日が続いていますが、横浜の平均気温は一年を通して1月が一番低いので、これからは暖かくなるばかりです。
さて、今回は翻訳前のPDFと翻訳後のPDFを見比べてチェックする際に役立つフリーソフトを紹介します。
前提として、両者のページ割が(ほぼ)同じである必要があります。
上記の公式サイトからダウンロードおよびインストールします。起動したら、画面左のペインから [Alternate Mix] を選択し、中央の [Reverse second document] のチェックを外します。
次に、右上の [Add] ボタンまたはドラッグアンドドロップで、比較したい英語と日本語のPDFファイルを選択します。
そして、[Destination output file] の欄で保存先とオプションを設定し、右下の [Run] ボタンをクリックすると...
日本語のPDFと英語のPDFが1ページごとに織り交ざったファイルが生成されます。
このファイルの有効な使い道としては、AcrobatやReaderで見開き表示(表示→ページ表示→見開きページ表示)にすることにより、和英のファイルが見やすく見開きで表示され、簡単にチェックすることが可能になります。
また、レイアウトのチェックを行う際は、単一ページ表示(表示→ページ表示→単一ページ表示)にして、日英のページを行ったり来たりすることで、両データの違いを視覚的に確認することも出来ます。
チェック用データとして独立して取り扱えるため、たとえば注釈をいれて後で確認する際にも、原文ファイルと訳文ファイルを探して開いて...という手間を省くことが出来ます。