neighbor 関係と adjacency 関係

neighbor 関係と adjacency 関係

秋です。食欲モリモリです!
本能のままに秋の味覚を楽しもうと思います。

さて、先日ネットワーク関係の説明文で、ネイバー(neighbor)関係とアジャセンシー(adjacency)関係という言葉が出てきました。
他にも「Hello パケット」など、これは日本語としてどうだろうか、と思うような用語が出てきます。

しかし、日本語に訳そうとすると、難しいものがあります。
neighbor を近接関係、adjacency を隣接関係と訳されている場合もありますが、日本語の意味だけ考えるとわかりにくいです。

それぞれどんな関係かというと、
ネイバー(neighbor)関係: OSPF プロトコルで Hello パケットを交換する関係
アジャセンシー(adjacency)関係: ネイバー関係の中で、LSA(Link State Advertisement)を交換する関係

人間で言うと、ネイバー関係はあいさつするだけのご近所さん、
アジャセンシー関係はおしゃべり(または喧嘩)する親しいご近所さん、といったところでしょうか。
Hello パケットは、文字どおり 「こんにちは」 という言葉のやり取りと同じです。


ネットワークの世界ではこれらの用語が普及しているので、そのように翻訳するわけですが、
カタカナ語が氾濫しているドキュメントを見ると、
neighborを「顔は知ってるけどしゃべったことないご近所関係」、
adjacencyを「おしゃべりも喧嘩もする親しいご近所関係」、
Hello パケットを「こんにちはパケット」
と訳してみたらどうだろう?と頭の中で変な想像をして楽しんでおります。

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