翻訳のクラウドサービス

翻訳のクラウドサービス

涼しい日が続いていますね。
鈴虫やコオロギの声も聞こえてきて、秋を感じるようになりました。

数年前から、翻訳の世界でもクラウドサービスが出てきています。
災害対策の観点からは便利だとは思うのですが、原文も訳文もクラウド内のマシンに保存されてしまうので、実際に使用することは躊躇してしまいます。

さて、一般のビジネスパーソン向けの翻訳管理システムがニュースになっていました。
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20140902_664696.html

クラウドを利用した機械翻訳サービス + 翻訳者に修正を依頼できるシステム、という最近流行のサービスです。

しかし、記事を読んでいると何かモヤモヤとしてきました。
翻訳者が、「カジュアル」、「スタンダード」、「プロフェッショナル」、「エキスパート」とランク分けされていて、それぞれに単価が決まっています。

それはまだ実力に見合った報酬ということで納得できるのですが、
「クラウド上の依頼なので24時間いつでも対応しており、メールなら最短15分で修正が完了」
という説明には、翻訳者が自動販売機のように扱われているようで、なんだかこの業界の先行きが心配になってきました。



人と人とのお付き合いというものがなくていいのか、むしろないほうがドライでいいのか、どうなのでしょう?

このようなサービスがこれから普及していくのかどうか、経過を観察していきたいと思います。

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