自己チェックをしよう

自己チェックをしよう

フランス語を習っていると、ある課題についての文章を書くという宿題がでます。提出するときちんと添削してもらえるため、できるだけ提出するようにはしているのですが、完璧!! と思って提出しても、結果を見ると赤字がびっしりなんてこともしばしばです。

仕事でもそうですが、フィードバックが沢山あると、ちょっと凹みますよね。宿題は赤字を見ながら、もう一回書き直しなんてことはしませんが、仕事ではフィードバックを全て修正して、より完璧に近い形で完了させることが必要です。そのため赤字が多いと修正にも時間がかかることになり、その後の行程や品質にも影響することになります。単純なミスを減らすには、書いた後にもう一度見直すことが必要なのですが、時間がない、やりながら確認したし、なんてことで自分の作業を終わりにしてしまいがちです。

単純なミスを防ぐには、自分の作業を自分でチェックすることが必要です。書いたあとに読み返すことによって単純なミスが見つかります。文章校正支援ツールなどのツールを使用して、用語や表現のルール違反をチェックすることも可能です。DTP の場合は、組んだあとに出力し通しで全体を見ると、書体が違う箇所が判明したりします。
フィードバックの反映では、修正内容もチェックするようにします。赤字の通りに修正したかどうかを自己チェックするだけではなく、全体に反映させる必要があるのか、用語の統一ができているのか、文章としておかしくないかまで含めることです。検索や文書比較をうまく利用すると効率的かと思います。そうすることで最終的な修正量が減り、後行程での作業量が少なくなります。また、前回のフィードバックが反映されていない、ということがないように、フィードバックの内容は、こっそり保管せずに次に繫がるように共有することも大切ですね。

また、自己チェックは、作業が終わった後すぐに行うより、少し時間をおいて客観的に見直すほうが、思い込みがなくなり、より効果的にチェックできるようです。誰かがチェックするから自分の作業はここで終わりではなく、各工程できちんと自己チェックして次の行程に渡すことを心がけると、作業はより効率的に進み、一定の品質を保てることにも繫がるのではないかと思います。

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