Windows 10 の公式サイトを日本語と英語で見比べてみた
===2015年6月4日 追記 ここから===
英語ページにニコちゃんがないと書きましたが、アメリカ向け以外の英語ページ(イギリス、カナダ、インド等)にはすべてニコちゃんがありました。
他の言語のページもいくつか確認してみましたが、だいたいは「あり」で、アラビア語、中国語のページにはありませんでした。
国や地域の文化などを考慮したローカライズということになるのでしょうか。そこらへんの事情が気になります。
===2015年6月4日 追記 ここまで===
Windows 10 のリリース日が発表されました。
マイクロソフトの公式サイトにもいろいろな情報が載っておりますが、機能もさることながら、Web サイトがどのようにローカライズされているかという点が気になってしまうため、日本語ページと英語ページを見比べてみました。
日本語ページ
英語ページ
タイトルやキャッチコピーの部分が工夫のしどころだと思いますので、そのへんに着目してみるといいかもしれません。
使い慣れた操作感
高い生産性
より自分らしく
より柔軟に
この 4 つが Windows 10 のキーワードのようです。
英語ページを見る前に原文を少し想像してみると、透けて見えそうではっきりとは見えない、焦らされているような気分です。正解は英語ページをご覧ください。
全体的には、タイトル部分などでは日本語表現を工夫しているなという印象は受けます。重箱の隅が多少気になってしまうのはきっと職業病でしょう。
また、画像もきちんとローカライズされています。
同じ画面を日本語化している部分もあれば、画面自体を変えている部分もあり、こちらも工夫の跡が見られます。
ところで、このページ内で一番「およよ!?」と思った箇所はこちらです。
突然のニコちゃん?原文も?と思ったら、原文はこちら。
翻訳会社勤務の身としては、翻訳プロセス中のどこでニコちゃんを入れる判断が下されたのかが気になります。(正確な体制は分かりませんが)翻訳者や翻訳会社がこれを提案する可能性は低いと思うので、最終チェックに近い段階で「こんなん入れちゃう?入れちゃう?」のような鶴の一声でもあったのかな、などと想像してしまいますが、こういうの嫌いじゃありません。