言語業界的視点でワールドカップ関連の記事を集めてみました。

言語業界的視点でワールドカップ関連の記事を集めてみました。


ブラジルでは連日熱戦が繰り広げられておりますが、寝不足気味の方、ほどほどに楽しんでいる方、熱狂する人を冷めた目で見ている方、全く興味の無い方、斜めに見ている方など、いろいろな方がいると思います。

ネット上の記事も、試合の内容や結果だけでなく、裏話やゴシップなど様々な切り口の話題が飛び交っています。

その中から、今回は言語に関連する記事をいくつか集めてみました。


Why They Call Football Soccer, Or Why They Call Soccer Football
英語でfootballとsoccerという言い方があるのはなぜかという話です。色々な所で度々取り上げられているのでご存じの方もいるかもしれませんが、「soccer」は「association football」の「soc」→「soccer」からできた語で、その辺の経緯が説明されています。


Why Ronaldinho Has No Last Name
この記事は元々2006年大会の時に掲載されたもので、今大会に合わせて再度掲載されたようです。ブラジルのサッカー選手には、ファーストネームまたはニックネームだけで名前を登録している選手がたくさんいます。記事によると、これはブラジルの慣習からくるもので、サッカー選手に限らず聖職者や医師なども正式名ではない名前で呼ばれることがあるそうです。FIFAのサイトで今回のブラジルの選手を確認すると、23人中18人がファーストネームまたはニックネームだけで登録しています。日本など他の国は基本的に姓・名で登録しています。


2014 World Cup: The language of teams in Brazil
今回出場している国を使用言語別に分類しています。中南米の出場国はブラジル以外スペイン語なので、スペイン含め全9か国でスペイン語がトップ。2位は英語とフランス語が同点で6か国だそうです。植民地時代の影響もあり、アフリカは5か国すべてが英語またはフランス語(カメルーンは英仏両方)。スイス等、複数言語を使用している国はそれぞれにカウントされています。8つの言語で32か国中27か国をまかなえるということです。


WORLD CUP 2014 RESOURCES
こちらは語学教師が使う教材を集めたサイトです。その中で、ワールドカップを素材とした色々な教材が集められています。パズル形式など色々なものがあり、このような教材を使えば学習が楽しくなりそうです。


Get Your Head in the Game: 2014 World Cup of Languages Contest!
こちらでは、ワールドカップに合わせた「World Cup of Languages」という企画が行われています。グループリーグは既に終了したようで、こちらでは日本語はグループ断トツ1位で通過のようです。


ワールドカップ観戦に少し疲れてきたら(または最初から関心が無い場合は)、色々な視点で眺めてみると面白いかもしれません。

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