ApSIC Xbench の QA 機能を使ってみよう (2)

ApSIC Xbench の QA 機能を使ってみよう (2)

昨今の捨てるブームに乗ってあれこれ捨てていたら、今あれがあったら使ったのにと思うことが立て続けに起きた fukazawa です。そういうこともあります。

前回の記事は、ApSIC Xbench の QA 機能を使うと、不必要な訳文の揺れを確認できるという話でした。今回はその補足です。

もう一度、ApSIC Xbench を開いてファイルを読み込み、[QA] タブで [Check Ongoing Translation] ボタンをクリックした画面を見てみましょう。



なにやらファイル名の隣にカッコ書きで数字があります。
この数字は元のファイルの何行目ということを表しています。バイリンガルファイルに修正を加えるときは、この行数を目安にして探すとすぐにたどり着きます。ファイルが大きい場合や似たようなパラグラフが何度も出てくるような場合に便利です。

次に、この画面の任意の行を選択し、右クリックメニューを見てみましょう。


鉛筆アイコンの [Edit Source] をクリックすると、元のバイリンガルファイルが開きます。(便利!)

QA で Inconsistency in Target のチェックに引っかかったけど、ファイル内に複数訳(「体言止め」と「ですます調」など)が存在するので修正していいかどうかこの情報では分からない・・・というときは、右クリックメニューの [See Context] をクリックします。

こうすると、ApSIC Xbench 上で元のファイルの前後のセグメント内容を確認できます。バイリンガルファイルを開かなくても、この並びだったら修正しないといけない or このままでよい、という判断ができることがあります。

これ1つで万能というツールや機能はなかなかありませんが、色々活用して品質を向上させたいですね。


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