外注と内製のメリット/デメリット(3)

外注と内製のメリット/デメリット(3)

前回は、翻訳会社を選定するときに考慮すべき点について考えてみました。
今回は、お客さまにとってどのようなメリットがあるのかについてご説明したいと思います。

その前に、翻訳会社を使用した場合にどうなるかを試算してみましょう。


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翻訳会社を使うとどうなるの?
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このコラムの初回で、社内で翻訳した場合を想定して試算を行いました。日常業務をこなしながら翻訳をするというのは、かなり大変な作業になるであろうことがご想像いただけたかと思います。今回はその比較として、同じ操作マニュアルを翻訳会社に依頼した場合にかかる日数を計算してみます。


作業ペース: 2,000 ~ 2500 ワード/日目安 (操作マニュアルの場合)
翻訳にかかる日数: 15,000 ワード ÷ 2,000 ワード/日 = 7.5 日①
別のスタッフが 5,000ワード/日で日本語のリライトを行なう
15,000 ワード ÷ 5,000 ワード/日 = 3 日②

この作業にかかる延べ日数 (①+②): 7.5 日 + 3 日 = 10.5 日 (約 2 週間)

社内で翻訳した場合の試算結果は 15 日 (プラスほかの業務に費やされる時間) でした。この例では、翻訳会社に依頼した場合、単純計算ですが、社内で行うよりも約1週間早くできることになります。


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翻訳会社を使うメリットとは
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さて、翻訳会社に依頼した場合にお客様が実感できるメリットとは何でしょうか。
試算の結果も踏まえて挙げてみましょう。

・時間を節約できる
試算で見て頂いた例では、約1週間早くできました。

・自社のリソースを有効に活用できる
翻訳完了までにかかる期間を短縮できるだけでなく、社内の人員が、時間をほかの業務に充てることができます。

・用語・表記の統一ができる
一冊のマニュアルやオンラインヘルプの中で「ここではこう言ってるのに、後のほうではこうなっている」というようなことはありません。

・用語集を作成できる
原本に更新や変更があり、ふたたび翻訳を依頼するときに役立つ用語集を作成できます。用語集を作成することにより、問合せや確認のためのやりとりの回数を減らすこともできます。

・レイアウトやスタイルの調整が可能
試算には考慮されていませんでしたが、弊社では DTP も可能です。
原本と同じレイアウトやスタイルを保ったまま、日本語版を作成できます。
(※別途有償です。)


ざっと挙げただけでも、これだけのメリットがあります。いかがでしょうか。
正確な日本語版を早く入手したい、煩雑な手間をかけたくない、社内のリソースは確保しておきたい・・・そのようなお客様の思いを、私たちシーブレインが実現いたします。
不安や疑問に感じることがありましたら、解決のお手伝いも致します。どうぞお気軽にお問い合わせください。(お問い合わせはこちら info@c-brains.jp )

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