いろいろなプログラミング言語でのORの書き方
翻訳していたら「This is defined by A|B.」のような文があり、ああORねと納得したのですが、その後しばらくしてから、これは一般的な用法とは呼べないんじゃないか?と気づきました。
ORを「|」で表すのは正規表現ですね。プログラミングでよく使う演算子でもありますが、言語ごとの文法の違いを意識することはあっても(文末のセミコロンの有無など)、演算子の書き方についてはあまり考えたことがなかった気がします。
ちょっと面白かったので、思いつくままにいろんな言語のORの書き方を調べてみました。
| 言語 | ORの記述 |
|---|---|
| -(数学記号) |
∪ |
| -(正規表現) |
| |
| C | || |
| Java | || |
| JavaScript | || |
| C# | || |
| Swift | || |
| C++ | || |
| VBA | Or |
| Python | or |
| Ruby | orまたは||(仕様が異なる) |
| Perl | orまたは||(仕様が異なる) |
| PHP | orまたは||(仕様が異なる) |
「|」1つで表すのは、少なくともここで挙げた中ではマイナーなんですね。
記号で表すか文字で表すか自体はそもそもの言語の性格によって異なるのでなんとも言えませんが、検索して調べたところ、RubyとPerlはどちらで表すかによって強度が変わってくるらしいので、慎重に使い分ける必要がありそうです。
表記の全体的なばらつきは少ないですが、これはもしかしたら、対象を最近人気の新しめの言語にしたからかもしれません。試しに昔使っていたマイナー言語のFORTRANを調べてみたところ「.or.」を使うようでしたし、COBOLは「B-OR」でした。
※2017/3/16 ご指摘を受けて修正しました。
