ひらがなでお願いします。「こと」や「とき」

ひらがなでお願いします。「こと」や「とき」

7月は本当にあっという間でした。これからは夏の高校野球が楽しみな fukazawa です。

パソコンや携帯電話、スマートフォンを多用するようになってから、手書きで文字を書く機会がすっかり減ってしまいました。そんなときに気になるのが誤変換や漢字とひらがなの使いわけです。

文字を入力して変換すると漢字の候補がたくさん出てくるので、漢字にしなくてもいいところなのに、ついその中から選びたくなってしまいます。また、一度に入力できる文字数に制限のある短文投稿サイトやSMSなどに慣れていると、文字数を減らすための独特な言葉づかいがうっかり出てしまうこともなくはないです。慣れって怖いですね。

文章を書くときに特にうっかりしがちな単語に、「とき」と「こと」があります。


スイッチをオンにしたとき、ランプが点灯することを確認してください。

このような文章で使われる「とき」と「こと」はひらがなです。
「パスワードを忘れた、」なんてやってはいけません。

このような日本語のルールについて説明している書籍がたくさん出ています。

今回は三省堂の『何でもわかる 日本語便利帳』をご紹介します。Webサイトで一部が見られるので是非参考にしてみてください。特に「【第一部】用語用字 - かなの使い方: 【ひらがなで書いたほうがよい単語】」のところは必見です。

この中から、翻訳レビューでたまにお目にかかる「ひらがなにしたほうがよいもの」をピックアップします。
「2 形式名詞」
 こと[事] 
        手順に従わないと、予期せずシャットダウンすることがあります。
  もの[物] 
        一部、このとおりではないものがあります。
 とき[時] 
        パッケージを開けるときは、手を切らないようにご注意ください。
 ところ[所] 
        問合せの内容をまとめたところ、表示にエラーが発生するようだ。
「~してください」の「ください」もひらがなですね。
「7 副詞」
 あえて[敢えて] あまり[余り] あらかじめ[予め] いずれ[何れ]
 およそ[凡そ] せっかく[折角] なお[尚] ほとんど[殆ど] 
「10 助詞」
  くらい[位] まで[迄] など[等]

おっとこれは普段使ってるな、というものはありましたか?気になった方は正しい使い方をきちんとチェックして、すぐに修正しちゃいましょう。

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