【Trados Studio 2014 SP2の新機能】セグメントを作成/更新したユーザーおよび日時の記録機能

【Trados Studio 2014 SP2の新機能】セグメントを作成/更新したユーザーおよび日時の記録機能


編み物がマイブームです。手芸はガーッと集中できるので、始めるとあっという間に深夜になります。2時間睡眠でやっていける体力、もしくは1日30時間の人生がほしい。あと、間違えたときに戻るのが大変なので、現実でもスナップショット機能がほしい。こっちのほうが切実‥hiramaです。

Trados Studio 2014 SP2から、sdlxliffファイルに各セグメントの作成者、作成日時、更新者、および更新日時が記録されるようになったようです。ここでの「作成者」とは、sdlxliffファイルの作成者ではなく、訳文の作成者、すなわち最初に翻訳した人になります。

Trados Studio 2014 SP2でセグメントを更新したsdlxliffファイルをテキストエディタで開くと、次のようなタグがあります。

<sdl:value key="created_by">作成者</sdl:value>
<sdl:value key="created_on">日時</sdl:value>
<sdl:value key="last_modified_by">更新者</sdl:value>
<sdl:value key="modified_on">日時</sdl:value>

いずれもTrados Studio 2014 SP1以前にはなかったものでした。

「作成者」「更新者」は、Trados Studioの初回起動時に登録した組織名と名前でしょうか。私が更新したファイルでは「社名\名前」になっていました。

このような情報が翻訳およびレビュー時に表に出てくることはほとんどないと思いますが、この新しいsdlxliffファイルをTMにインポートすると、翻訳データの作成者および更新者として、インポート元のファイルで対応するセグメントを作成/更新したユーザーの名前が表示されます。Trados Studio 2014 SP1まではsdlxliffファイルをTMにインポートしたユーザーの名前が表示されていた部分のため、インポートの仕様も変更されているようです。


TMに登録されたこれらのデータは、エディタ画面で対象のTMを参照しているときに訳文候補ウィンドウの右下に表示されます。

Trados Studio 2014 SP2にアップグレードした方で登録ユーザー名が不安な方は、更新済みのsdlxliffファイルをテキストエディタで開き、上記タグを検索して確認してみてください。

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