Digital tatoo と the right to be forgotten

Digital tatoo と the right to be forgotten

暑さに弱いので早くもだれ気味の hirama です。ところてんになりたい。

先日、Digital Tatoo という単語を初めて知りました。
タトゥーまで電子でいれられるような時代になったのかと一瞬思いましたが、そういうことではなく、Digital = 電子の、Tatoo = 刺青、つまり、「インターネットに投稿した情報は、二度と消せない(刺青のように)」という意味のようです。

SNS での発言、友人のブログへのコメント追加、料理サイトへの自作料理写真のアップロード etc、インターネットへの投稿は日常の一部として溶け込んでいます。
投稿した時点では「一部の人しか見ないから大丈夫」と思いがちですが、一度投稿した情報は第三者に利用されたりまとめられたりして、自分の死後も残り続けることがあるタトゥーになることは忘れないようにしないといけませんね。


ところで先週スペインで、インターネットからの個人情報の削除を訴える裁判がありましたが、裁判所が "the right to be forgotten(忘れられる権利)" を認め、Google と Webサイトの管理会社が敗訴しました。

EU では「忘れられる権利」を規則化する動きがあり、「データ元の個人からの請求があった場合、そのデータの管理者はデータを削除する」ことを義務付ける方針です。
この裁判では、原告の名前を Google で検索すると、原告の昔の家の競売公告が載っているサイトへのリンクがヒットしていたことが問題になっていました。「解決済みの事案に関する情報はインターネットから削除するべきである」という原告の主張を裁判所が認めました。


日本にはこのような制度はないようですが、たとえば、問題が収束したあともインターネットに残って個人攻撃に使われ続けるようなタトゥーを、法律が消してくれる日がくると良いなと思います。


----------お知らせ----------

株式会社シーブレインでは、フリーランス翻訳者を募集しています
リンク先のページに記載されている説明をお読みいただき、要項に従ってご応募ください。

みなさまからのチャレンジをお待ちしております。

この記事を読んだ人にオススメ