「を」のあとの読点

「を」のあとの読点

今日は節分ですね。イベントに乗せられていると思いつつ、買ってしまうのが恵方巻き。今年の恵方は「東北東」ですよ。
こんにちは、b-kun です。

シーブレインに入社する前のことですが、翻訳クライアントの担当者から、「「を」のあとに読点を"付けてはいけない"ので、付けないように」という指示がありました。

読点の打ち方には基本ルールがありますが、「「を」のあとに読点を付けてはいけない」という禁止ルールはありません。

調べてみると、「「を」のあとには読点を付けてはいけない」と教える学校の先生がいるのだとか・・・

小学校低学年には「「を」のあとには点を付けない」と端的に教えたほうがわかりやすいのだと思いますが、大人になってからもこの「教え」を文法上の禁止ルールと信じている人が結構いるようです。
言葉を教えるのは難しいですね。

「を」のあとに読点を打つ例:
1) 係り受けの関係を持つ複文で、読みやすさや理解を助ける
2) 目的語を列挙した文 (目には目を、歯には歯を)

ちなみに、「を」の説明の仕方には地域性があるのをご存知ですか?
横浜の小学校では、助詞の「を」を「くっつきの「を」」と教えていますが、地域によっては「重たい「を」」、「難しい方の「を」」、「ワ行の「を」」、「何々「を」の「を」」、「つなぎの「を」」、「かぎの「を」」、「腰曲りの「を」」、「わをんの「を」」などと言うようですよ。

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