Modifier Keyは何をするキーか

Modifier Keyは何をするキーか

横浜で冷凍マンモスが展示されているそうです。
会場はかなり涼しいと予想されますので、この夏のお出かけ先にいかがでしょうか。

Shift、Ctrl、Altなどのキーを、Modifier keyと呼びます。日本語では、修飾キーと呼ばれるのが一般的で、なにか修飾しているんだな、と、これまであまり気にかけていなかったのですが、Wikipedia でModifier keyのページを読んでみたところ、
In computing, a modifier key is a special key (or combination) on a computer keyboard that temporarily modifies the normal action of another key when pressed together.
と書かれていました。一時的にmodifyする、ということですが、modifyは「修正する、変更する」などの意味でよく使い、文法に関して使うときは、日本語の「修飾する」に該当するようで、どうもここでは、一時的に変更する、と書かれているような気がします。

そこで、日本語の「修飾」を辞書で引いてみると、たとえば大辞林では、『文法で,ある語句が他の語句にかかって,その意味をくわしくしたり限定したりすること。』とあります。
Modifier keyの動作は、キーの役割を詳しくしたり限定したりしているといってもおかしくないとは思いますが、大抵の場合、キーを1つだけ押すのとは随分違った結果が生じるので、変更しているといった方がわかりやすいのではないでしょうか。

あきらかに修飾しているというほどには修飾していないようだったのですが、「修飾」という訳が定着しているようで、不思議だなと思いました。なぜかと考えてみると、理由になりそうなことはいろいろと思いあたりますが、いずれにせよ正確なことはわからないので、ここまでにしておきます。


ところで、プログラムを書くのでもないかぎりあまり意識する必要がないことですが、キーボードのキーは、押したときと離したときが別々に認識されています。修飾キーが機能するのはこのおかげですね。

これを応用したものに、「SandS」と呼ばれるカスタマイズがあります。スペースバーにスペースとShiftの2つの役割を持たせるというものなのですが、スペースバーを押して、そのまま何事もなく離されればスペース、離される前に他のキーが押されたらShiftとして扱うという、言われてみれば単純ですが、自分では一生思いつきそうにない方法です。Shiftキーを使うことが多くて小指や手首が疲れるという方は、導入方法がいろいろありますので、調べてみてはいかがでしょうか。

この記事を読んだ人にオススメ