副詞の位置

副詞の位置

今朝、鏡開きをしました。今年もよい年になりますように。
さて、突然ですが、次の文 A と B の意味の違いはわかりますか?A. I really don't know.
B. I don't really know.

A は「本当にわからない」、B は「詳しく知っているわけじゃない(でも少し知っている)」という違いがあります。このように really という副詞を置く場所によって意味が変わってきます。

ちなみに、ビジネスの会話では、I don't know.(知らない) と言うと少し無愛想に聞こえてしまうので、I really don't know.と言った方が印象良く聞こえます。really を付けることで、(悪いけど本当にわからないの)というニュアンスになります。


今回は、副詞を置く場所についてまとめます。
副詞は、文頭、文中、または文末に置きますが、置く場所にはある程度ルールがあります。

1. 文頭に置く場合

・主観を表す場合
Unfortunately, the menu is written only in French.
(困ったことに、メニューはフランス語だけで書かれている)

・前述の文に情報を追加または対比させる場合
Conversely, if it works out well, it's fantastic.
(逆にうまくいったときにはすごくうれしい)

・順番を強調する場合
First, make sure the computer is turned on.
(はじめに、コンピュータの電源が入っていることを確認してください)


2. 文中に置く場合
動詞を修飾する場合は文中に置きます。

・頻度を表す場合
We often go abroad.
(海外によく行きます)

・程度を表す場合
You can easily increase this disk size.
(このディスクのサイズは容易に拡張できます)

ただし、程度を強調したい場合は文末に置きます。


3. 文末に置く場合

・場所や時を表す場合
I'll be waiting for you here at five tomorrow.
(明日の5時にここでお待ちしています)

場所と時間を表す副詞を両方置く場合は、場所→時間の順に置きます。

・程度を強調する場合
Please read the following instructions carefully!
(次の指示をよく読んでください)

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