Microsoft社の間違いやすい固有名詞12選

Microsoft社の間違いやすい固有名詞12選

「翻訳」のみに注力していると見落としがちなのが、固有名詞のエラーです。英語の固有名詞はそれぞれ、大文字/小文字、スペースの有無などが細かく決まっています。日本でもそのままアルファベットでローカライズすることが多いため、原文の表記をそのまま使えば安全かと思いきや、そちらに誤りがある場合もあります。

このように間違いやすい用語、実際に間違えた用語は、社内でデータベース化し、以降のプロジェクトで繰り返さないようにしています。今回はこのデータベースから、IT分野でよく遭遇するMicrosoft社の用語でややこしそうなものを選定してみました。みなさんは正しい表記をすぐに見分けられますか?

備考
Windows server Windows Server 「Windows のサーバ」である可能性も考慮する
Windows 2016 Windows Server 2016 最近の型は2000、2003、2008、2012、2016
Windows10 Windows 10 最近の型はXP、Vista、7、8、8.1
Remote Desktop Service Remote Desktop Services 複数形が正しい
Powershell/Power Shell PowerShell
.Net .NET ×「.NET フレームワーク」 ○「.NET Framework」
Direct X DirectX
XBox Xbox
Sharepoint/Share Point SharePoint
VisualStudio/Visualstudio Visual Studio
HyperV Hyper-V
Power Point/Powerpoint PowerPoint

Microsoft社のランゲージポータルから同社の製品に関連する用語集をダウンロードすることができるので、このような用語が多く出てくる翻訳の場合は活用することをおすすめします。

他国の雰囲気はあまり知りませんが、日本は表記揺れに厳しいような印象を受けます。たとえ元々あった誤りだったとしても、納品物でお客様の印象が悪くなるようなことはあってはなりません。DTPチェックでは、固有名詞があったら特に注意するようにしています。

次回は、間違いやすい社名やプロトコル名に焦点を当てる予定です。

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