訳文を良くするヒント:読み違えやすい単語に注意・リターンズ

訳文を良くするヒント:読み違えやすい単語に注意・リターンズ

最近また地震が活発化してきました。みなさま備えはバッチリでしょうか。

シーブレインは横浜の関内というところにあります。ここ一帯はもともとは湾で、江戸時代に埋め立てられてできた「新田」と呼ばれる土地です。大きい順に吉田新田・太田屋新田・横浜新田の新田三兄弟があります。昔作った埋立地です。それもあってか、地震があると横浜市の他の区より気持ち揺れが大きい気がします。(実際、揺れると怖いです!)

その江戸時代の名残なのか、伊勢佐木町周囲には「吉田」のつく通りや交差点、会社などが結構あります。それを踏まえて街歩きをしたり、歴史を調べてみると面白いですよ。

さて本題。約1年前のb-kunの記事 (『読み間違い』)で、うっかりしがちな単語をいくつか紹介しました。この1年に、また読み間違いをしやすい単語に遭遇したので紹介します。


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virtual (事実上の、仮想の)  ----- visual (視覚の、ビジュアル)
virtually (事実上、仮想的に)  ----- visually (視覚的に)
application (アプリケーション)  ----- appliance (アプライアンス)
storage (ストレージ)  ----- strategy (戦略)
datacenter / data center (データセンター)
              ----- database, datastore /data store (データベース、データストア)
duplicated (複製された、重複した)  ----- dedicated (専用の)
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(* 訳語は一例です)

これらの単語の読み間違いは、訳文生成して読み返しした場合に案外気が付かないことが多いので、翻訳時に注意しなければいけません。たとえば、「datacenter」を「database」と読み間違えたとします。

To use this function, user must connect to the datacenter.
        この機能を使用するには、データベースに接続する必要があります。

訳文だけ読んだ場合、別に変なことは書いてないので、見逃してしまう可能性があります。翻訳をなさっているかたなら、これが重大な結果になることがお分かりになると思います。地震も怖いですが、こうういう単純ミスはもっと怖いです。

このような単語は、頭の隅に置いておくだけでも役立ちますよ。

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