PowerPoint からスクリプトを作成する方法

PowerPoint からスクリプトを作成する方法

フランス語には「知る、知っている」という意味の動詞が 2 つあります。この 2 つの動詞「Connaître」と「Savoir」は、「Savoir」の後ろには原形動詞が入るけど、「Connaître」の後ろには入らないといった文法的に簡単に判別できる違いもあるのですが、ニュアンスによって使い分けなくてはいけません。たとえば、「沖縄を知っていますか?」と聞くときに「Connaître」と「Savoir」のどちらを使うのか?
この場合は「Connaître」を使うのですが、では実際に「Vous connaissez Okinawa? (沖縄を知っていますか?)」と尋ねられた時、沖縄は知っているけど行ったことのない私は「Oui (はい)」になるのか「Non (いいえ)」になるのか??
と、どこまでもややこしいフランス語に悩まされ 2013 年もスタートしました。

今回は、スクリプトの作成方法です。
PPT から音声付きのマルチメディアを作成する際、単純にノート部分をスクリプトにするのが一番簡単な方法です。スクリプトは次のような手順で簡単に生成できます。

1. パワーポイントを開き、メニューから「発行」-「Microsoft Office Wordで配布資料を作成」を選択します。

2. 「Microsoft Office Wordへ送信」ダイアログで一番上の「スライド横のノート」を選択し、OK ボタンを押します。Word の文書が生成されますので、完了するまで待ちます。


3. 生成が終わるとスライド番号、スライド画像、ノート部分に分かれた表ができます。スライド画像が入っている真ん中のセルを全選択し、セルごと削除します。


4. 表を全選択し右クリックで表のプロパティを表示します。「行」タブにある「高さを指定する」のチェックを外し、見やすく整形します。ファイル名を付けて保存します。これをスクリプトとして使用します。


手順 2. のダイアログで選ぶ形式によって、スライドとノートを一覧できる文書が作成できるため他にも応用できる便利な機能です。

ナレーションは、社内で録音機器を使用して自分たちで録音することも可能ですが、スタジオを借りて声優さんにスクリプトを読んでもらうほうが、雑音のないきれいな音声ができます。プロの声優さんであれば、イントネーションの違いも容易に発音することができ、より安定した読み方で仕上げることが可能です。
また、製品名をどう読むのか、単語の語尾を上げるのか下げるのか、間の取り方やスピードなど、読みながら様々な点に注意しなければなりません。シーブレインでは、スタジオでスクリプトを見ながらお客様と一緒に収録を行います。より良いものを作るには、プロの力とお客様にご協力頂くことも必要です。

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